今だから考えたい!SDGsのためにCNC複合旋盤の仕事でできることとは

今だから考えたい!SDGsのためにCNC複合旋盤の仕事でできることとは

テレビや新聞などで広く「SDGs」について取り扱われているので、言葉自体は聞いたことのある方が多いのではないでしょうか。持続可能な開発目標であるSDGsは、地球上に生きるすべての人に関係があるとても重要なものです。

そこで、この記事ではCNC複合旋盤を切り口にSDGsについて詳しく解説します。これからの未来のためにぜひ最後まで読み進めていただければと思います。

CNC複合旋盤とSDGsとの関係とは?

数値を制御できる機能を持つコンピュータが内蔵されたCNC複合旋盤は、旋盤に金属の材料を固定してから回転させてバイトと呼ばれる刃物を押し当てることによって正確に切削加工を行い、精密部品を作り出します。

SDGsとは2015年に行われた国連サミットにおいて全会一致で採択された持続可能な開発目標のことで、2030年までに17の目標を達成することが目指されています。日本でもSDGsに大きな注目が集まり、プラスチックの使用量を削減するなど多くの企業でさまざまな取り組みが開始されています。

一見すると、CNC複合旋盤とSDGsには何の繋がりもないかのように思われます。しかし、SDGsは地球上に生きるすべての人にとって関係のあるとても重要な目標なので、どんな業務内容の企業であってもこれからはSDGsに考慮して取り組んでいかなければなりません。ここでは、SDGsで掲げられている17の目標の中からCNC複合旋盤に大きく関わる3つをご紹介したいと思います。

働きがいも経済成長も

SDGsで掲げられている8番目の目標に「働きがいも経済成長も」というものがあります。働きがいのある人間らしい仕事のことを「ディーセント・ワーク」といいますが、そのような仕事に人々が就く条件を整備していくことで、現在世界中で課題となっている失業率の減少や、生産性の向上から経済成長に繋げていくことができると考えられています。

CNC複合旋盤を利用した金属加工は環境に害を及ぼさないように配慮する必要はありますが、さまざまな創意工夫を反映できる製造業の仕事です。作り出した精密部品が製品の中に組み込まれてあらゆる場面で役に立っていることに、働きがいや大きなやりがいを感じられます。今後はCNC複合旋盤でできることや仕事の魅力を広く発信して、SDGsの観点から雇用条件の整備や労働環境の改善にさらに取り組んでいくことが期待されています。

産業と技術革新の基盤をつくろう

SDGsで掲げられている9番目の目標に「産業と技術革新の基盤をつくろう」というものがあります。製造業はさまざまな産業の中でもとくに経済開発と雇用をリードする大切な役目を果たしていますが、製造工程では多くの二酸化炭素が排出されてしまいます。そこで、転換期となる今、資源とエネルギーの両方の効率化を図ることで、未来に繋がる産業と技術革新の基盤を生み出す必要があるのです。

CNC複合旋盤を活用する現場においても資源やエネルギーを多く使用していますし、当然のことながら二酸化炭素も排出しています。今よりも効率化を徹底できるように、環境面に配慮できる技術を生み出すことが求められます。技術革新によって今後の経済成長を支える基盤をつくるのは今がタイミングで、いち早く取り組むことで基盤が強固になることでしょう。

つくる責任・つかう責任

SDGsで掲げられている12番目の目標に「つくる責任・つかう責任」というものがあります。今までは大量生産・大量消費の陰で廃棄される商品も多くあり、環境面に大きなダメージを与えてきました。これからは持続可能な生産と消費の流れを確保するために、一人ひとりが「つくる責任」や「つかう責任」について考えなくてはなりません。

CNC複合旋盤で加工したさまざまな金属部品についても、「利益になればいい」という考え方は捨てる時が来ています。どんな製品に組み込まれるのか、部品を改良することで、環境面にさらに配慮できないかという作り手としての責任を負うべきではないでしょうか。金属材料についても無限にある訳ではないので、環境資源の使い手としてさらに効率化を進めることが期待されます。

まとめ

CNC複合旋盤を扱う仕事においても、SDGsで掲げられている目標の中の「働きがいも経済成長も」や「産業と技術革新の基盤をつくろう」、「つくる責任・つかう責任」は大きく関係します。これまでのやり方を見直して、環境面に配慮しながら未来に繋がる持続可能な取り組みを行うことが必要不可欠です。転換期の今、資源やエネルギーの効率化を目指すことが求められています。

埼玉県飯能市にある「株式会社青木精機」は、CNC複合旋盤加工でさまざまなニーズにお応えしている会社です。弊社では地球環境の保全が人類共通の最重要課題のひとつであると考え、継続的に環境負担の提言に努めてきました。また、これからも持続的に発展できる経済社会の実現へと向けて取り組んでまいりたいと考えています。精密部品のご用命でしたら、弊社にお任せください。ご不明点等ございましたら、お気軽にお問い合わせいただければと思います。皆様のお問い合わせをお待ちしております。

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